東大英作の徹底研究　山口紹｜レビューと先輩おすすめの使い方

2017年6月21日2019年6月17日

【書籍紹介】各講には、その問題に対する著者の所感、取り組み方のポイント、対処法、著者やネイティブ、現役東大生、東大卒業生による「解答例」や「コメント」を掲載。また、英作において必要不可欠かつ受験生が苦手とする重要事項を文法講義形式で掲載した「書くための英文法実戦講義」を10講収録。英作をする上で予備知識として知ってきたいことをコラムとして掲載。

【平均評価】★★★

【平均難易度】★★★★★（超難関）

※基礎・発展・応用・難関・最難関の５段階評価

【オススメポイント】

・自分でやるには限界のある自由英作文の学習が一人で簡単にできる

・近年の過去問と新作問題全部で46題収録されているため、東大の英作文対策はこれ一冊で十分すぎるほど

・学校や予備校に添削をお願いすることができない宅浪生に強くオススメ

【使用受験生の受験大学】

東京大学　文科三類、慶應義塾大学　法学部　政治学科、慶應義塾大学　文学部、早稲田大学　法学部　センター利用、早稲田大学　文学部　センター利用

※平均評価・平均難易度は先輩受験生による評価の平均。オススメポイントは先輩受験生からのオススメポイントをまとめたもの。受験大学は、先輩受験生が主に受験した大学。

《先輩受験生の評価》

《先輩受験生Fさんの評価》

【難易度】

★★★★★（超難関）

※基礎・発展・応用・難関・最難関の５段階評価

【オススメポイント】

巷では添削が必要だと言われ、自分でやるには限界のある自由英作文の学習が一人で簡単にできる。駿台予備学校大人気英語講師大島保彦先生お薦めの一冊。2013年に出版されたばかりでまだ新しい点もオススメ。近年の過去問と新作問題全部で46題収録されているため、東大の英作文対策はこれ一冊で十分すぎるほど。解答例は予備校講師である著者、ネイティブ２人、現役東大生や東大卒業生５人が手掛けており、各問題に必ず複数の解答例がある。予備校講師やネイティブの解答は模範的でレベルが高く、雲の上の解答だと感じるかもしれないが、東大生の解答があることで、自分が受験の際どのレベルまで達していれば良いのかがよくわかる。何せ、彼らは皆東大受験を突破してきているのだから。多様な解答例から自分の視野が開け、問題を解くときにどのような思考をすれば良いのかが身につく。更に、英作文を書くときに気をつけるべき文法事項についてもまとめられているため東大第4問A（文法問題）を解く力まで身につく。まさに『徹底研究』である。英作文対策に不安があったり、頭の硬さに悩んだことのある東大受験生全て、特に学校や予備校に添削をお願いすることができない宅浪生に強くオススメする。