志田晶の ベクトルが面白いほどわかる本 |レビューと先輩おすすめの使い方

【書籍紹介】「数学B」で習う「ベクトル」の基本から応用、重要公式から(秘)テクニックまで、幅広く網羅。掲載問題は入試頻出の良問を精選。問題のレベルを4段階で表示。

【平均評価】★★★

【平均難易度】★★(発展)

※基礎・発展・応用・難関・最難関の5段階評価

【オススメポイント】

「ベクトル」の基本事項から入試対策までを一冊でマスターできる参考書。数学の基礎事項を、とことんくわしく解説。入試頻出の良問のみを掲載する。

【使用受験生の受験大学】早稲田大学人間科学部 上智大学理工学部 明治大学総合数理学部 学習院大学理学部 青山学院大学理工学部 法政大学デザイン工学部 法政大学理工学部 東洋大学理工学部

※平均評価・平均難易度は先輩受験生による評価の平均。オススメポイントは先輩受験生からのオススメポイントをまとめたもの。受験大学は、先輩受験生が主に受験した大学。

 


《先輩受験生の評価》

 《先輩受験生Sさんの評価》 

【難易度】

★★(発展)

※基礎・発展・応用・難関・最難関の5段階評価

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【オススメポイント】

ぼくは、ベクトルが苦手でした。センター試験でいえば、ベクトルの大問は10/20の得点が限界でした。いろいろと公式や法則などを習ったのはいいものの、それを問題を解くときにどう運用したらいいのか、というところでつまづいていました。そこで、ベクトルに特化したこの参考書を購入しました。 そうすると、まさに僕のような一通り習った人向けの「問題を解くための解説」がなされていました。とても参考になりました。自信がついた僕は、この参考書で習った部分で入試問題を解いてみました。
解いた問題は「理系数学の良問プラチカ」に収録されているものです。解けました。このときは心から感動しました。この参考書はベクトルの問題が解けるようになるだけでなく、入試問題をとけるようになるんだという自信も与えてくれました。
上に書いたようにこの本は一度やったけどいまいちベクトルの点がとれない人に強くお勧めします。教科書レベルから入試標準レベルまで橋渡ししてくれますよ。

【受験大学・学部】

早稲田大学人間科学部 上智大学理工学部 明治大学総合数理学部 学習院大学理学部 青山学院大学理工学部 法政大学デザイン工学部 法政大学理工学部 東洋大学理工学部

【受験生へのメッセージ】

受験で大切なことは人に頼ることだと思います。 先生に、家族に、友達に。これは受験が終わった後にも役に立つ重要なことです。
僕はある時まで誰にも頼りませんでした。そのためにすごく苦しみました。予備校に行かせてもらったものの、講師に質問せず、クラス担任にも頼らず、友達もつくらず一人でずっと勉強していました。人に自分のできなさを笑われたくなかったからです。
この間の勉強はとても効率の悪いものでした。わからないこと(なんでもない内容がほとんど)をずっと一人で考え平気で2,3時間を使ったり。偏差値が伸びない不安からネットのレビューを読み漁り参考書をとっかえひっかえしたり。ついに夏休み明けの模試では成績が上がるどころか大きく下がってしまいました。 しかし、秋になってから僕はようやく頼れる人を見つけることができました。その人とやりこむ教材を決めました。そこからはほかの参考書にはわき目もふらずそれだけをやりこみました。そうして
その結果、最終の模試には間に合いませんでしたが実力が上がっていくのを実感できました。やっていることに背中を押されたのがすごく大きかったです。
入試結果は、夏休み段階ではいけると思っていなかった大学への合格を勝ち取れました。 僕はいまでもあのまま一人で勉強を続けていたらと考えるとぞっとします。
受験という皆が不安になる戦いにおいて、自分が行っていることに自信が持てるということは大きなアドバンテージになります。だから不安なこと、わからないこと、知りたいことがあったら迷わずに人を頼るべきです。それは、カッコ悪いことではないと思います。また、自分が利益をもらうだけでもダメです。まわりにそういう一人で戦っている人がいたら、ぜひ力になってあげてください。人に何かをギブすることが、自分にためにもなると思います。 うまく環境を使って合格を勝ち取ってください。応援しています。