理論物理への道標<上><下> 杉山忠男|レビューと先輩おすすめの使い方
【書籍紹介】
初等的な物理学(高校レベルの物理)の理論的な側面を明確に記述することにより、物理学の本質的な理解をはかると同時に、内容豊富な問題演習を通して確実な実力を養成することを目的とした書。
各章は、基礎理論を解説した理論編と、難関大学の入試問題の過去問を主に取り上げた演習編で構成。
【平均評価】★★★
【平均難易度】★★★★(難関)
※基礎・発展・応用・難関・最難関の5段階評価
【オススメポイント】
理論編では、高校物理で普通に習う内容はもちろん、物理学の本質にかかわる部分について掘り下げて解説。
特に、「理論物理セミナー」では、物理的に興味深い内容を高校生にわかるように噛み砕いて説明。
「Topics」では、物理学の話題を解説。演習編では、問題集などに典型問題としてしばしば取り上げられている問題は少なくし、
代わりに、入試にはそれほど多く登場するわけではないが、物理学の本質に根ざした問題をなるべく取り上げている。
【使用受験生の受験大学】
早稲田基幹理工、慶応理工、東京工業大学4類
※平均評価・平均難易度は先輩受験生による評価の平均。オススメポイントは先輩受験生からのオススメポイントをまとめたもの。受験大学は、先輩受験生が主に受験した大学。
《先輩受験生Sさんの評価》
【難易度】
★★★★(難関)
※基礎・発展・応用・難関・最難関の5段階評価
【オススメポイント】
物理の基本は身につけたが、学校の授業で教わる形、パターンを覚えるだけの物理では納得がいかない、もっと論理的に知りたいとい
う方におすすめ。
受験物理を高校生が理解できるレベルの数学を用いて理論が展開されている。
練習問題と詳細な解説も付属しているため、実力アップにうってつけ。
難関大の物理を安定して高得点取りたい方のレベルアップにおすすめです。
【受験大学・学部】
早稲田基幹理工、慶応理工、東京工業大学4類
【受験生へのメッセージ】
物理を理論的に身につけると更に楽しくなりますよ。