2週間で完成化学計算|レビューと先輩おすすめの使い方
【書籍紹介】主に基礎学力を身につけることを目的とした入門書。分かりやすくて見やすい“まとめ”を掲載。また、多くの例題とその解法例を収録。基礎力をつける“トレーニング問題”と応用力をつける“ステップアップ問題”を用意。章のはじめに例題でその分野の計算法を覚えてから、各章10問ほどの練習問題があります。現在は「4週間で完成化学」に変更されています。
【平均評価】★★★★
【平均難易度】★(基礎)
※基礎・発展・応用・難関・最難関の5段階評価
【オススメポイント】
・化学の知識から計算まで基礎的なことが網羅されている
・化学計算を身につけるための良問が揃っている
・センター試験にも対応
【使用受験生の受験大学】早稲田大学人間科学部 一般受験 、上智大学理工学部 一般受験 、明治大学総合数理学部 一般受験 、学習院大学理学部 一般受験 、青山学院大学理工学部 一般受験、法政大学デザイン工学部 一般受験 、法政大学理工学部 一般受験 、東洋大学理工学部 一般受験
※平均評価・平均難易度は先輩受験生による評価の平均。オススメポイントは先輩受験生からのオススメポイントをまとめたもの。受験大学は、先輩受験生が主に受験した大学。
《先輩受験生の評価》
《先輩受験生Sさんの評価》
【難易度】
★(基礎)
※基礎・発展・応用・難関・最難関の5段階評価
【オススメポイント】
現在は「4週間で完成 化学」となっています。
この本は、化学計算に自信をつける隠れた良参考書です。予備校の英語の(笑)先生にすすめられ購入しました。生徒がこれで模試で良い成績を出したと聞いたそうです。
特徴としては、章のはじめに例題がありそこでその分野の計算法を覚えさせてから、各章10問ほどの練習問題でひたすら計算問題を解いていきます。
化学計算に苦手意識をもつために、河合塾などの偏差値で50を超えられない人におすすめします。そのようなタイプの人は、まず計算に慣れていないだけというパターンが多いと考えられます。そのためこれを全て解けるようになるまで使うことができれば、化学計算に自信が持てるようになるはずです。
あせって難しい参考書に手を出すのではなく、このようなやさしい参考書から一歩一歩進んでいけば必ず成績は上がるので、頑張ってください!
【受験大学・学部】
早稲田大学人間科学部 一般受験
上智大学理工学部 一般受験
明治大学総合数理学部 一般受験
学習院大学理学部 一般受験
青山学院大学理工学部 一般受験
法政大学デザイン工学部 一般受験
法政大学理工学部 一般受験
東洋大学理工学部 一般受験
【受験生へのメッセージ】
受験で大切なことは人に頼ることだと思います。 先生に、家族に、友達に。これは受験が終わった後にも役に立つ重要なことです。
僕はある時まで誰にも頼りませんでした。そのためにすごく苦しみました。予備校に行かせてもらったものの、講師に質問せず、クラス担任にも頼らず、友達もつくらず一人でずっと勉強していました。人に自分のできなさを笑われたくなかったからです。
この間の勉強はとても効率の悪いものでした。わからないこと(なんでもない内容がほとんど)をずっと一人で考え平気で2,3時間を使ったり。偏差値が伸びない不安からネットのレビューを読み漁り参考書をとっかえひっかえしたり。ついに夏休み明けの模試では成績が上がるどころか大きく下がってしまいました。
しかし、秋になってから僕はようやく頼れる人を見つけることができました。その人とやりこむ教材を決めました。そこからはほかの参考書にはわき目もふらずそれだけをやりこみました。そうしてその結果、最終の模試には間に合いませんでしたが実力が上がっていくのを実感できました。やっていることに背中を押されたのがすごく大きかったです。
入試結果は、夏休み段階ではいけると思っていなかった大学への合格を勝ち取れました。
僕はいまでもあのまま一人で勉強を続けていたらと考えるとぞっとします。
受験という皆が不安になる戦いにおいて、自分が行っていることに自信が持てるということは大きなアドバンテージになります。だから不安なこと、わからないこと、知りたいことがあったら迷わずに人を頼るべきです。それは、カッコ悪いことではないと思います。また、自分が利益をもらうだけでもダメです。まわりにそういう一人で戦っている人がいたら、ぜひ力になってあげてください。人に何かをギブすることが、自分にためにもなると思います。
うまく環境を使って合格を勝ち取ってください。応援しています。
《先輩受験生の評価》
《先輩受験生Sさんの評価》
【難易度】
★(基礎)
※基礎・発展・応用・難関・最難関の5段階評価
【オススメポイント】
化学をなるべく速く身につけたい人は、一問一問が良質で問題量を少ないこの問題集が最高だと思います。私はもっと早くこの問題集に出会っていれば、と後悔したぐらいです。化学の知識から計算に至るまで、基礎的なことが網羅されているので、これだけやっておけばセンターで8割はらくらく取れると思います。しかしこの問題集は、センターだけではなく、筆記試験にも化学がある人に勧めます。まだ化学の基礎がなく、二次試験に向けて早めに基礎を習得し、次のステップ(より実践的な問題集、過去問など)に進みたいという人は、まずこの問題集から始めるべきです。あまり知られていない問題集なので紹介しました。
【受験生へのメッセージ】
受験勉強はうまくいかないことだらけだと思います。計画通り勉強が進まない、思ったより成績が伸びない、など。思い描いていたこととのギャップに挫折する方もいるでしょう。でも、どんな大学であれ、合格し入学が決まると、必ず今までの苦労や苦悩が吹っ切れる瞬間があります。実際わたしは、精一杯の努力はしたものの第一志望の大学に入れなかった者ですが、悔しい気持ちや他人と比べて見劣りする気持ちなどは一切ありません。あれだけ受験生の頃は自分の行く大学のレベルを気にしたり、劣等感を感じたりしていたのに、その時の自分が嘘のように思えるくらい、すっきりとした気持ちでいられるのです。受験を終えた今ならわかることがあります。大事なのは、目標に向かって一日一日を後悔のないように過ごすことです。そうすれば、合格を勝ち取ったときの喜びは、どんな大学であっても変わりません。そして、それまでの努力は、今後社会に出てからの大きな糧となります。失敗もたくさんするでしょう。でも、それがあったから気づくことができたこともあるのではないでしょうか。受験においては何一つ無駄なことはありません。だから、自信をもって前に進んでください。何度転んでもいいから、何度でも立ち上がってください。